教育改善プロジェクト概要
令和7年度
| 代表者 | 福田 翔(教養教育院・准教授) |
|---|---|
| 共同実施者 | 名執 基樹(教養教育院・教授)、ヨフコバ四位 エレオノラ(教養教育院・教授)、笹山 啓(教養教育院・講師)、安藤 由香里(教養教育院・教授)、高野 美帆(教養教育院・講師) |
| 概要 | 本プロジェクトでは、大学の外国語教育および異文化理解教育における音声翻訳機器の教育的活用について実践的に検討した。本年度は、「異文化間コミュニケーション」における多言語発話のリアルタイム翻訳と翻訳ログの教材化、「発展多言語演習中国語」における中国の大学とのオンライン会話活動での活用を行った。さらに、会話ログを用いた振り返り、語彙・表現の整理、再使用タスクを実施し、学修資源としての有効性を検討した。これらの成果は『富山大学教養教育院紀要』第7号に実践報告として整理した。 |
| 代表者 | 水野 真理子(教養教育院・准教授) |
|---|---|
| 共同実施者 | 山岸 倫子(教養教育院・准教授)、高野 美帆(教養教育院・講師) |
| 概要 | ESPIIは、二年次以降における専門性や学生の興味関心に寄り添った内容を、英語で学ぶことに主眼を置いている。授業の効果的な実施や運営のために、2025年度はクラス分け希望調査時に希望理由を問うアンケートを行い、学生のクラス希望の傾向や実態を把握した。詳細な分析は2026年度に実施する。またESPIIを担当する学内協力教員との懇談会を行い、学生の様子やクラス選択における問題点に関して意見交換し、今後の改善につなげることとした。 |
| 代表者 | 福田 翔(教養教育院・准教授) |
|---|---|
| 共同実施者 | 名執 基樹(教養教育院・教授)、ヨフコバ四位 エレオノラ(教養教育院・教授)、笹山 啓(教養教育院・講師) |
| 概要 | 本年度は、令和8年度新規科目として開講予定の「多言語世界入門」および「多言語演習」について、授業内容・実施方法・運営体制の具体化を行った。「多言語世界入門」では、時間割編成や各言語担当教員の配置を整理し、授業内容、試験問題、評価方法等について共通方針を確認した。「多言語演習」では、関連科目との接続関係を整理し、コミュニケーション、異文化理解、言語横断的な比較・対照を軸とする活動型授業として設計した。 |
| 代表者 | 安藤 由香里(教養教育院・教授) |
|---|---|
| 共同実施者 | 名執 基樹(教養教育院・教授)、杉森 保(教養教育院・教授)、大橋 隼人(教養教育院・准教授)、福田 翔(教養教育院・准教授)、笹山 啓(教養教育院・講師)、井田智恵利(教養教育院・講師)、劉小雪(教養教育院・講師)、近大志(教養教育院・講師)、塩見 一三男(地域連携推進機構・教授) |
| 概要 | 大人数講義室アクティブラーニングと匿名による意見徴収に優れているSlidoは、リアルタイムで受講生が他者の意見を見られる。また、質問結果を即座に可視化し、全員で共有できる利点がある。Kahoot!は、ゲーム感覚で学生が学びを反復し、記憶のあいまいさを自身が認識し復習することができる。授業のアイスブレイクや講義の振り返りに適している。Padletは、資料を可視化して共有することに優れており、LMSと併用すると効果的である。詳細は「大学における教育アプリケーションの積極的な活用と課題」『富山大学教養教育紀要』7号(2026)参照。 |
| 代表者 | 安藤 由香里(教養教育院・教授) |
|---|---|
| 共同実施者 | |
| 概要 | 外部講師との連携によるアクティブラーニングを積極的に進めた。日本国憲法、市民生活と法、国家と市民の授業で弁護士、裁判官、検察官、警察官から具体的事例を交えてゲストスピーカーとして登壇いただいた。普段、どのような活動をしているかを知らない学生が多い中で、それぞれの役割が良くわかったと好評だった。また、日本国憲法で、富山県弁護士会の法教育に関する委員会の弁護士5名と初めて模擬裁判を実施した。詳細は「法学教育のためのアクティブラーニングの実践的研究 : 見える化と具体的事例の導入」『富山大学教養教育紀要』7号(2026)参照。 |
| 代表者 | ヨフコバ四位 エレオノラ(教養教育院・教授) |
|---|---|
| 共同実施者 | |
| 概要 | 日本語の授業を履修している外国人留学生の中、文法を学習し、上級まで進級しているにもかかわらず、既習文法の使用で様々な誤用が見られる学生がいる。一方、授業ではケアが必要な学習者のへの個別対応が難しいので、既習文法に関しては、オンラインツールを用いた自律学習を勧めている。自律学習に用いるツールは『日本語参照文法』(https://www.sansyo-bunpo.net)である。今回のプロジェクトでは、文法誤用の改善のために、学習者コーパスから誤用例を抽出し、解説を加え、『日本語参照文法』に掲載し、ツールの整備を行った。 |
| 代表者 | 片桐 達雄(教養教育院・准教授) |
|---|---|
| 共同実施者 | 伊東 史子(教養教育院・教授)、荒舘 忠(教養教育院・助教) |
| 概要 | 本プロジェクトでは、教養教育(生物)において長年蓄積されてきた写真・動画などの教育資源を体系的に整理・再編成し、教育アーカイブとして活用可能な基盤を構築する。これらの資源を活用した新たなデジタル教材の開発を進め、理系・文系を問わず生命科学への理解を深める教育実践につなげることで、次世代の教養教育の充実と学習効果の向上を目指す。 |
| 代表者 | 鈴木 香織(教養教育院・教授)、大橋 隼人(教養教育院・准教授) |
|---|---|
| 共同実施者 | |
| 概要 | 近年、高校において情報処理の授業が本格化し、共通テストへの採用によるニーズの高まりを背景に、新入学生の前提知識に大きな変化がおきている。このため、令和8年度に予定されている初年次教養教育カリキュラムの大幅な改編に合わせ、より実態に即した内容にすることを目的とする。本プロジェクトでは、新たに開始される導入学修-A/Bとの連携を図りつつ、時代のニーズにより即した情報処理授業への修正を試みる。また、他大学などで使用されている教材の研究を通じて、現在本学の授業で使われている授業教材の改訂にも取り組みたい。 |
| 代表者 | 福田 翔(教養教育院・准教授) |
|---|---|
| 共同実施者 | 安藤 由香里(教養教育院・教授)、吉田 勝一(教養教育院・准教授)、大橋 隼人(教養教育院・准教授)、荒舘 忠(教養教育院・助教)、佐藤 香織(教養教育院・講師)、井田 智恵利(教養教育院・講師) |
| 概要 | 本プロジェクトでは、令和8年度から開始する新教養教育科目「導入学修A」の円滑な立ち上げに向け、教員研修、FD、授業でのプレ実践、教育効果の検証を段階的に実施した。教養教育院FDとして、グループワークを取り入れた授業設計、ファシリテーション、チーム・ティーチングによる運営方法を検討した。さらに、令和7年度授業「アカデミック・デザイン」においてプレ実践を行い、次年度の授業設計、運営体制の整備、使用教材の作成を行った。 |
| 代表者 | 伊東 史子(教養教育院・教授) |
|---|---|
| 共同実施者 | 井田 智恵理(教養教育院・講師)、佐藤 香織(教養教育院・講師)、LIU XIAOXUE(教養教育院・講師) |
| 概要 | 生成AIを活用し、大学1年生を対象に「考える力」と「伝える力」の育成を目指した教育実践を行った。授業内ではAI活用講座、アンケート調査、AI使用前後のレポート比較を実施し、学生がAIを単なる便利なツールとしてではなく、情報を吟味・検証しながら主体的に学ぶ力を養うことを重視した。今後は学習効果の分析を進め、生成AI時代に対応した教育改善モデルの構築につなげる。 |
| 代表者 | 山岸 倫子(教養教育院・准教授) |
|---|---|
| 共同実施者 | |
| 概要 | 本学図書館と連携し、多読用書籍の認知度・利用率向上と蔵書拡充に取り組んだ。HP上に多読の解説やレベル別書籍リストを整備し、学生の意見を反映して表紙画像やジャンル表示等の改善も行った。また、紙媒体の多読本にポップを付けた展示を実施したほか、英訳マンガや日本の小説の英訳版等、学生の興味を引く英語の書籍を150冊以上選定し、蔵書の拡充を図った。 (詳細は、「図書館と連携した英語多読本(電子書籍)の利用しやすさの向上」『富山大学教養教育院紀要』7号(2026)https://toyama.repo.nii.ac.jp/records/2002043参照。) |
| 代表者 | 山岸 倫子(教養教育院・准教授) |
|---|---|
| 共同実施者 | 水野 真理子(教養教育院・准教授) |
| 概要 | 教養英語のStudy Abroadクラスにおいて留学志向を再調査した結果、2022年度は半数近くが留学に消極的だったのに対し、今回は約7割が興味を示し、志向の高まりが確認された。興味の理由は言語習得や異文化交流が中心であった一方、消極的な理由としては費用や異文化不安、時間・進路への懸念等が挙げられた。これらの不安を解消すべく、授業で奨学金や留学制度に関する具体的な情報提供や教員の留学体験談の共有を行ったところ、学生が留学を現実的な選択肢として捉えるようになり、こうした取り組みの有効性が確認された。(詳細は、「留学を視野に入れたクラスにおける留学志向の醸成」『富山大学教養教育院紀要』7号(2026)https://toyama.repo.nii.ac.jp/records/2002044参照。) |