教育改善プロジェクト概要

令和4年度 

代表者 福田 翔(教養教育院・准教授)
共同実施者 ヨフコバ四位 エレオノラ(教養教育院・教授)、名執 基樹(教養教育院・教授)
概要 会話記録データ保存型の音声翻訳装置/アプリを用いることで、「外国語」、「異文化間コミュニケーション」、「発展多言語演習」等の授業で、実践的な多文化・多言語交流活動を行いつつ、その記録データを利用した実践的な教育活動を行う。具体的には、遠隔での国際交流、多言語での授業実施、記録データを用いた事後学習等で用いる。これにより、従来にない柔軟性と実践性をもった多言語・多文化教育に挑戦する。
代表者 片桐 達雄(教養教育院・准教授)
共同実施者 杉森 保(教養教育院・准教授)、福田 翔(教養教育院・准教授)、 水谷 秀樹(教養教育院・准教授)、水野 真理子(教養教育院・准教授)、山岸 倫子(教養教育院・准教授)、大橋 隼人(教養教育院・講師)、木村 元(教養教育院・講師)、 高野 美帆(教養教育院・講師)、笹山 啓(教養教育院・講師)
概要 本プロジェクトは、近年の大学改革・教育改革にともなって刻々と変化する富山大学教養教育院より、准教授や新人講師を中心として実践的な教養教育に関する諸情報を交換し、具体的な最新情報を共有して改善策を模索するものである。長期的には改善策をまとめて紀要や学術誌に発表していくことを目標とする。2022年度は、月一定期開催のミーティングを通じて各教員が抱える教育上のトラブルや情報をもちより、具体的な講義実践の改善や評価の公平性の諸問題、教育ツールの使い方などの種々の情報交換を通じて各教員の講義改善に役立てた。
代表者 彦坂 泰正(教養教育院・教授)
共同実施者 片桐 達雄(教養教育院・准教授)、杉森 保(教養教育院・准教授)、木村 元(教養教育院・講師)
概要 「大学間コアリションカーボンニュートラル人材育成WG」で行われている議論を共有し、それを基にカーボンニュートラル教育のあり方を検討することを目的としている。本年度は、総合科目「環境」(担当者:木村元)においてCNに関する授業内容の試験的な導入を行った。
代表者 水野 真理子(教養教育院・准教授)
共同実施者 山岸 倫子(教養教育院・准教授)
概要 令和4年度に開始した教養英語新カリキュラムでは、基盤英語I,IIが、TOEIC受験に向けた学修やe-learningによる自律的な学修の促進を行うことを柱とする一方、ESPIIでは、各学生の二年次以降における専門性との関連を持つ内容、または学生が興味関心を持つトピックを英語で学ぶことに主眼を置いている。ESPIIの効果的な実施や運営のために、本プロジェクトでは、円滑なクラス選考方法、また他部局教員の方々の募集や調整の方策について再検討し、改善をはかった。
代表者 山岸 倫子(教養教育院・准教授)
共同実施者 木村 裕三(医学部・教授)、水野 真理子(教養教育院・准教授)
概要 令和4年度より開始した教養英語新カリキュラムにおいて、留学を視野に入れたクラスの設置は大きな命題であり、本クラスと一年次学生60名を対象とした海外語学研修プログラムは、強く連動する形で新カリキュラムが構築された。しかし、新カリキュラムが始動する前後において、この大前提が揺らぐ状況となった。本プロジェクトでは、留学クラス設置に関する経緯と、留学クラスに実際に配属された学生像を追い、今後の留学クラスの在り方についての検討ポイントを洗い出した。
代表者 山岸 倫子(教養教育院・准教授)
共同実施者 水野 真理子(教養教育院・准教授)
概要 令和4年度より開始した英語新カリキュラムにおいて、TOEIC受験対策を主眼とした「基盤英語」科目が導入された。この新科目と、令和3年度より開始された、1年次生のTOEIC-IP一斉受験や、ALC NetAcademy NEXTの導入をどのように効果的に組み合わせていくかについての検討を行い、令和4年度から実施した。その結果、令和4年度前期において、ALC NetAcademy NEXTの利用状況に大幅な改善が見られた。また、1月実施のTOEIC-IPにおいても、目標値を超えるスコアの上昇が見られた。
代表者 彦坂 泰正(教養教育院・教授)
共同実施者 谷井 一郎(教養教育院・教授)、吉田 勝一(教養教育院・准教授)、杉森 保(教養教育院・准教授)
概要 STEAM教育の一翼を担う魅力的な理系科目を本学の教養教育で提供できるように、理系科目群(自然科学系、理系基盤教育系、医療・健康科学系)の役割を整理して、それらの科目の再編と授業内容の向上を目指した検討を行うことを目的としている。本年度の議論において、理系科目群を「文系学部向けの科学リテラシー教育」、「理系学部向けの科学リテラシー教育」、「理系学部向けの専門基礎」に分類分けすることが望ましいとの結論を得た。
代表者 福田 翔(教養教育院・准教授)
共同実施者 名執 基樹(教養教育院・教授)、笹山 啓(教養教育院・講師)
概要 このプロジェクトが狙うのは多様性および生涯学習化の時代に対応した新しい初修外国語教育の開発である。具体的には、多様性理解と異文化交流力の涵養に力点を置くカリキュラムへの初修外国語のカリキュラムの転換、及びそのために必要となる新たな授業科目の開発である。また、既存の科目の教育内容の棲み分け等の検討も行い、語学系科目と講義科目双方を含む多言語多文化教育の体系化を図る。
代表者 杉森 保(教養教育院・准教授)、大橋 隼人(教養教育院・講師)
共同実施者
概要 LMS(学習管理システム)の利用履歴と受講生の成績の関連について調査し、学期の早い段階で、履修意欲の低下傾向がみられる学生や成績不振により単位修得が難しいと思われる学生を見つけることが可能かどうか、またそのための仕組みとしてどのようなものが考えられるかを検討するプロジェクトである。予備的に過去のいくつかの授業について検討したところ、提示された期限付の課題を先延ばしする傾向があるとみなせる群で成績不振学生の割合が高い傾向がみられそうである。さらに対象科目を広げつつ、早期に傾向が掴めるかどうかについて検討を進める。
代表者 福田 翔(教養教育院・准教授)
共同実施者 森賀 一惠(人文学部・教授)、大野 圭介(人文学部・教授)、齊藤 大紀(人文学部・教授)、梁 有紀(人文学部・准教授)
概要 中国語科目における「評価の共通化」と「多面的な評価システムの構築」について、同一名称科目間での評価の公平性、並びに中国語の授業の質保証のために実施する。具体的には、達成目標に沿った形で理解力を測ることができる共通試験を開発し、それを一定の割合で成績評価に導入する。また、その他、「話すこと、書くこと」等を含めた多面的な評価システムの構築を目指す。
代表者 木村 元(教養教育院・講師)
共同実施者
概要 STEAMとは,科学(Science),技術(Technology),工学(Engineering),アート(Arts),数学(Mathematics)の頭文字をとった造語であり,「文理融合」ないし「分野横断」の枠組みを意味する。富山大学におけるSTEAM教育の推進に向けて,他大学等の取り組み事例の調査,先進事例をもつ大学や,データサイエンスを駆使して社会課題解決をおこなう実務家へのヒアリング調査等をおこなった。整理した「高等教育におけるSTEAM教育の意義(作業仮説)」に基づき,今後も調査・検討を継続する。