教育改善プロジェクト概要

令和5年度

代表者 福田 翔(教養教育院・准教授)
共同実施者 名執 基樹(教養教育院・教授)、ヨフコバ四位 エレオノラ(教養教育院・教授)、笹山 啓(教養教育院・講師)
概要 本プロジェクトは、AI機械翻訳アプリ/装置を用いることで、実践的な多文化交流活動を行い、その発話記録データを利用した実践的な教育活動を行うものである。本年度は、特に「ゲストスピーカーの多様な母語(タイ語、スペイン語、ベトナム語、中国語等)での発話の日本語への翻訳」、「留学生との交流活動」、「中国の学生との言語交換と学習資料作成」、「外国語の自律的発音練習」等で機器及び記録データを利用した活動を行った。
代表者 片桐 達雄(教養教育院・准教授)
共同実施者 安藤 由香里(教養教育院・教授)、大橋 隼人(教養教育院・講師)、笹山 啓(教養教育院・講師)、杉森 保(教養教育院・准教授)、高野 美帆(教養教育院・講師)、福田 翔(教養教育院・准教授)、水谷 秀樹(教養教育院・准教授)、水野 真理子(教養教育院・准教授)、山岸 倫子(教養教育院・准教授)
概要 本プロジェクトは、多様な文系&理系+その他の教員を擁する富山大学教養教育院の中より、新人教員や准教授メンバーを中心として教養教育に関する教養教育の現場諸情報を交換して、短期的にはすぐに講義に活用しています。また、長期的にはプロジェクト参加教員の出し合ったアイディアをもとに教育学会に学術論文として発表していく事を目標として活動しています。
代表者 彦坂 泰正(教養教育院・教授)
共同実施者
概要 本プロジェクトは、「大学間コアリションカーボンニュートラル人材育成WG」で行われている議論を共有し、それを基にカーボンニュートラル教育のあり方を検討することを目的としている。本年度は、そのWGの議論を念頭に置き、総合科目「環境」(担当者:木村元)についての副題を「カーボンニュートラルをとおして考える社会のあり方」とし、PBL型の授業を実施した。
代表者 水野 真理子(教養教育院・准教授)
共同実施者 山岸 倫子(教養教育院・准教授)、高野 美帆(教養教育院・講師)
概要 2021年度からの教養英語新カリキュラムのうち、ESPIIは、二年次以降における専門性や学生の興味関心によりそった内容を英語で学ぶことに主眼を置いている。いわば「英語を学ぶ」を超えて、「英語で学ぶ」を理想としている。こうしたESPIIの効果的な実施や運営のために、2023年度は前年度に実施したESPIIの学生アンケートの結果を分析し、学生のクラス選択方法の傾向や、そこから見えてくる問題点を把握し、今後の対応方法を検討した。
代表者 福田 翔(教養教育院・准教授)
共同実施者 名執 基樹(教養教育院・教授)、ヨフコバ四位 エレオノラ(教養教育院・教授)、笹山 啓(教養教育院・講師)
概要 本プロジェクトは、「多様性理解と異文化交流力の涵養に力点を置く初修外国語カリキュラムへの転換」、ならびに「そのために必要となる新たな授業科目の開発」が主な活動内容である。本年度は、新規予定科目『多言語世界入門』の実施内容及び方法の検討と資料作成、並びに新カリキュラムの再編方針に合わせた開講形態の調整等を行った。また、初修外国語の発展学習用の開講科目の見直しも併せて行った。
代表者 杉森 保(教養教育院・准教授)、大橋 隼人(教養教育院・講師)
共同実施者
概要 プロジェクト概要:LMS(学習管理システム)の利用履歴と受講生の成績の関連について調査し、学期の早い段階で、履修意欲の低下傾向がみられる学生や成績不振により単位修得が難しいと思われる学生を見つけることが可能かどうか、またそのための仕組みとしてどのようなものが考えられるかを検討するプロジェクトである。2022および2023年度の複数の授業について検討した。学期半ばの時点で取り組みの遅れが見える学生は、成績不振につながる傾向がみられたことから、早い段階で傾向を把握して対処することが重要であることが示された。
代表者 福田 翔(教養教育院・准教授)
共同実施者 森賀 一惠(人文学部・教授)、 大野 圭介(人文学部・教授)、 齊藤 大紀(人文学部・教授)、 梁 有紀 (人文学部・准教授)
概要 本プロジェクトは、中国語科目における「評価の共通化」と「多面的な評価システムの構築」を行うことで、同一名称科目間での評価の公平性ならびに中国語の授業の質保証を目的としている。本年度は、授業進度やレベルに合わせた共通試験を作成し、『中国語基礎ⅠⅡ』のほぼすべての授業で試行的に実施した。また、それに伴う問題点や改善点等についても担当教員間で共有し、次年度の本格実施に向けた準備を整えることができた。
代表者 笹山 啓(教養教育院・講師)
共同実施者
概要 本プロジェクトは、初修外国語でロシア語を学ぶ学生たちの学習環境整備を目的としたものである。そのため、カザフスタン共和国およびキルギス共和国の教育機関等との連携を強化し、ロシア語の発展的な学習に取り組む学生に対して海外研修の門戸を開いた(2023年度夏、1名がキルギスでの語学研修に参加)。また、教養教育院ウェブサイトのロシア語紹介のページで中央アジアの文化を紹介したり、地域紹介の授業で中央アジアを紹介する回を設けたりなど、ロシア語が使用されている地域の広がりに学生の注意を向けるための活動も実施している。
代表者 吉田 勝一(教養教育院・准教授)
共同実施者 彦坂 泰正(教養教育院・教授)
概要 本プロジェクトでは、令和4年度に行われた教養教育の自然科学系科目の集約と標準化の効果について、授業評価アンケート結果から評価することを試みた。授業評価アンケートの「総合満足度」や「学生の積極性」の項目について特に着目して分析したところ、集約と標準化に起因してスコアが向上していると判断できる結果が得られた。このことから、これらの変更に授業の魅力を向上させる一定の効果があったものと考えられる。
代表者 安藤 由香里(教養教育院・教授)
共同実施者 名執 基樹(教養教育院・教授)、杉森 保(教養教育院・准教授)、大橋 隼人(教養教育院・講師)、木村 元(教養教育院・講師)、福田 翔(教養教育院・准教授)、笹山 啓(教養教育院・講師)、塩見 一三男(地域連携推進機構・講師)
概要 本プロジェクトは、教育アプリケーションを試用し、その導入価値を評価しようとするものであり、他大学でも関心が高いと考えられる。大人数教室でアクティヴラーニングの実施方策を検討することは、効果的な教養教育にとって重要である。学生とのインタラクティヴなやり取りを可能とするSlido、Kahoot!、Miroなどのアプリケーション、ChatGPTなど生成AIの学習ツール/教材作成ツールの利用は、学生の能動的な学修活動を引き出し、かつ、教員の負担を軽減させる可能性がある。
代表者 安藤 由香里(教養教育院・教授)
共同実施者
概要 本プロジェクトは、法学教育のアクティブラーニングについて社会課題を法的アプローチの観点から検討することを目的とする。特に、現場を知ることを重要と考えている。地域創生との関係で、勝浦朝市の調査から見えてきたのは食品衛生法改正による手作り漬物と食品ロスの課題であり、また、外国ルーツの子どもの教育へのアクセスなど課題が山積している。こうした現在進行中の社会課題を法学教育のアクティブラーニングの生きた教材とする。法学教育のアクティブラーニング研究は多くないので、一緒に研究する関心のある方はご連絡ください。