教育改善プロジェクト概要

令和6年度

代表者 福田 翔(教養教育院・准教授)
共同実施者 名執 基樹(教養教育院・教授)、ヨフコバ四位 エレオノラ(教養教育院・教授)、笹山 啓(教養教育院・講師)、安藤 由香里(教養教育院・教授)、高野 美帆(教養教育院・講師)
概要 本プロジェクトは、AI機械翻訳アプリ/装置を用いることで、実践的な多文化交流活動を行い、その発話記録データを利用した実践的な教育活動を行うものである。本年度は、特に「中国の大学の日本語学習者との中国語及び日本語での会話交流」、「一部の講義科目での英語翻訳とその字幕化の試行実験」、「海外からの訪問団や留学生との交流活動」での使用を通して、教育的効果や学習者の反応、機器の操作性に関する知見をアンケート調査等で収集し、今後の実践的な教育活動への応用可能性を検討している。
代表者 片桐 達雄(教養教育院・准教授)
共同実施者 安藤 由香里(教養教育院・教授)、杉森 保(教養教育院・教授)、鈴木 香織(教養教育院・教授)、福田 翔(教養教育院・准教授)、水谷 秀樹(教養教育院・准教授)、水野 真理子(教養教育院・准教授)、山岸 倫子(教養教育院・准教授)、大橋 隼人(教養教育院・講師)、髙野 美帆(教養教育院・講師)、笹山 啓(教養教育院・講師)
概要 本プロジェクトは、多様な専門を持つ教養教育院教員が各自の身近な教育活動情報を持ちより、共通情報を基盤として教育学会に発表できるようにまとめ上げて行くことを目標としています。R6は、まだ、まとめるところまでは至りませんでしたが、それでも各教員が日々の具体的な情報を共有して改善策を協議する場として活動しました。各教室の具体的特徴の共有や出席状況、評定に関するトラブルなどなど、教員間で情報を出し合って共通化するのに良いプラットホームとなりました。中でも今回は多数学生大移動混雑問題対処法について各教官でアイディアを出し合いました。
代表者 彦坂 泰正(教養教育院・教授)
共同実施者 杉森 保(教養教育院・教授)、片桐 達雄(教養教育院・准教授)
概要 プロジェクトは、「大学間コアリションカーボンニュートラル人材育成WG」で行われている議論を共有し、それを基にカーボンニュートラル教育のあり方を検討することを目的としている。本年度は、他大学でのカーボンニュートラル教育の実践事例についての情報をプロジェクトメンバーで共有し、本学での教養改革に向けた議論を行った。
代表者 水野 真理子(教養教育院・准教授)
共同実施者 山岸 倫子(教養教育院・准教授)、髙野 美帆(教養教育院・講師)
概要 ESPIIは、二年次以降における専門性や学生の興味関心によりそった内容を英語で学ぶことに主眼を置き、「英語を学ぶ」を超えて、「英語で学ぶ」を理想としている。こうしたESPIIの効果的な実施や運営のために、2024年度は、まずESPIIの学生アンケートの結果の分析や改善点などを報告書にまとめた。また、ESPIIの希望調査における周知文書の改善、Moodleにおける記載の工夫、授業配置の見直しなどを行った。
代表者 福田 翔(教養教育院・准教授)
共同実施者 名執 基樹(教養教育院・教授)、ヨフコバ四位 エレオノラ(教養教育院・教授)、笹山 啓(教養教育院・講師)
概要 本プロジェクトは、「多様性理解と異文化交流力の涵養に力点を置く初修外国語カリキュラムへの転換」、ならびに「そのために必要となる新たな授業科目の開発」が主な活動内容である。本年度は、新規予定科目『多言語世界入門』について、中国語に加えて、ドイツ語、ロシア語の授業サンプルを作成した。また、成績評価基準、課題の提出方法等について検討を続けている。
代表者 笹山 啓(教養教育院・講師)
共同実施者
概要 本プロジェクトは、初修外国語でロシア語を学ぶ学生たちの学習環境整備を目的としたものである。カザフスタン共和国およびキルギス共和国の大学・教育機関等との連携を強化し、ロシア語の発展的学習を志す学生に対しロシア語を公用語とする国々での学習の道筋を開いた。結果として2023年度夏に1名がキルギスでの研修に、2025年春に1名がカザフスタンでの研修に参加するなどの成果が出た。参加学生からはインタビューを取り教養教育院ウェブサイトに掲載することで、あとに続く学生への情報提供も行っている。
代表者 安藤 由香里(教養教育院・教授)
共同実施者 名執 基樹(教養教育院・教授)、杉森 保(教養教育院・教授)、大橋 隼人(教養教育院・講師)、福田 翔(教養教育院・准教授)、笹山 啓(教養教育院・講師)、塩見 一三男(地域連携推進機構・教授)
概要 教育アプリケーションを積極的に導入し、大人数教室で学生とのインタラクティヴなやり取りを可能とする施策を考察している。具体的には、Slido、Kahoot!、Padlet、Notta、DeepL等の教育アプリケーションを利用し、いかに学生の能動的な学修活動を引き出し、教員の負担を軽減させるかを検討している。詳細は「教育DX化のためのアプリケーション活用と学生の反応」『富山大学教養教育紀要』6号(2025)https://toyama.repo.nii.ac.jp/records/2001074 参照。
代表者 安藤 由香里(教養教育院・教授)
共同実施者
概要 1. ゲスト講義 弁護士、裁判官、検察官、警察官、JICA、NPO等から現場の生の声を講義いただいている。 2. 富山外国人法律問題研究会(仮) 2ヵ月に1回程度、富山大学五福キャンパスで実施している。 3. 法と教育学会、国際法教育カンファレンス 法教材作成ワークショップ、災害シミュレーションのファシリテーターを実施した。 4. 法学教育のアクティブラーニング 法学のアクティブラーニング教科書執筆に向け準備を進めている。 5. 法学教育の生の素材としての社会課題の現地調査 ・日本三大朝市勝浦の調査 ・愛知県の外国人コミュニティ(保見団地)等の調査
代表者 吉田 勝一(教養教育院・准教授)
共同実施者 彦坂 泰正(教養教育院・教授)
概要 本プロジェクトでは、令和4年度に行われた教養教育の自然科学系科目の集約と標準化の効果について、授業評価アンケート結果を分析した。「総合満足度」や「学生の積極性」の項目については、一昨年度のスコアの向上が、昨年度も継続しており、変更の効果が確認できた。変更後の2年分の結果を用いて、担当者の選抜方法の違いについて調査したところ、自主的に担当した教員のスコアは輪番で担当した教員のスコアより良いことが確認できた。