富山大学 教養教育カリキュラムポリシー
教養教育について ~大学での学びの土台をつくる~
大学での学びは,専門分野の知識だけではありません。多角的に物事を捉え,適切に判断するための幅広い教養を培うことが重要です。みなさんが社会に出たときに,多様な答えがありうる問いに向き合い,自立して生きていくための「知の土台」が必要です。
教養教育院では,地域社会および国際社会において活躍できる,豊かな人間性と創造的問題解決能力を持つ人材の育成を目指します。そして,学修の基礎となる幅広い知性・知恵・実践的能力を形成し本源的公共性・市民的公共性・社会的公共性を身に付けるために,以下のようなカリキュラム体系を構築しています。
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教養教育の目的
教養教育が目指すのは,「人が自立し,社会との関わりの中で生きていく上で必要になる知性」を養うことです。そのために,正しい判断を行うための多角的なものの見方,価値観の形成につながる総合的な力,多様な課題に対して柔軟に対応する力,そして生涯にわたって学び続ける知への探究心を育てます。
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どんな科目を学ぶのか?
教養教育は,大きく分けて5つのカテゴリーで構成されています。
◯ 基盤となる能力を養う(共通基礎科目・選択基礎科目)
今日の社会で必要不可欠になっている能力や大学での学修の基礎を修得します。富山大学の学生として修得すべき事項の基礎を学び,分野別科目や統合科目の履修に必要となるリテラシーを修得します。- 情報化社会への対応:AIやデータサイエンスの基礎,プログラミング,情報倫理を学びます。数学・統計,プログラミングやデータ活用の基礎を学び,デジタル社会に対応する力を身につけます。
- 国際化社会への対応:英語の運用能力を高めるとともに,多文化共生や異文化への理解を深め,グローバル社会で通用するコミュニケーション力を養います。
- 社会的変化への対応:社会の変化を捉える力,批判的思考,チームで動くための調整力,心身の健康管理など,自立した市民としての基礎力を磨きます。
◯ 多様な知に触れ,問いを立てる(分野別科目)
幅広い知識と多様な視点を獲得し,論理的思考力と自ら問いを立てる力を養います。- 自然科学分野:自然界の仕組みを理解し,科学的根拠に基づいた論理的思考力を養います。
- 社会科学分野:社会の仕組みや歴史を理解し,批判的・論理的な思考力を養います。
- 人文科学分野:人間の文化や思想,歴史を理解し,創造的な思考力を養います。
◯ 知をつなぎ合わせる(統合科目)
分野別に学んだ知識を関連付け,知識を統合することを学びます。多様な見方があることを知り,複雑な課題を解決したり新たな価値を創造したりするための「統合知」を学びます。◯ 視野をさらに広げる(高年次教養科目 ※2年次以降)
専門の学びが進んだ後に,異分野の学生との交流などを通して,複眼的・俯瞰的視点を修得し,学際的な広い視野を身につけます。◯ 専門の基礎を固める(理系基盤科目)
専門分野の学修に必要な基礎知識を修得し,学部への学びにつなげます。 -
学修の方法と評価
- 授業の形態 講義を聴くだけでなく,グループワークやディスカッションを行うアクティブ・ラーニング型授業,ICTを活用した授業,少人数での演習,フィールドワークなど,皆さんが主体的に参加できる授業を数多く用意し,さまざまな授業形態を通して理解を深めます。
- 学修成果の評価 成績評価の基準・方法は,あらかじめシラバス(授業計画)等で明確に示します。各授業のシラバスをよく確認してください。成績はテストの点数だけでなく,授業への取り組み方やレポートなど,科目の特性に応じた多角的な視点で評価されます。